皆さんは「三連単」や「三連複」という馬券を聞いたことがありますか?競馬の世界には、さまざまな馬券の種類があります。本ブログでも既に「単勝」「複勝」「馬単」「馬連」の4種類の馬券について説明しました。該当記事についてはリンクからご覧ください。
本記事では、たくさんある馬券の種類の中の「三連単」と「三連複」について紹介します。皆さんが想像する大賭けエピソードはおそらく、この2つの馬券を買った話なのではないでしょうか、、、。
目次
三連単とは?
「三連単」は、1着、2着、3着になる馬を、順番通りに当てる馬券です。
例えば、「5→8→14」と予想した場合、実際のレースで1着が5番、2着が8番、3着が14番でないと的中しません。順番が違うと、外れてしまいます。
同じようなレベルの馬が走るレースになると、順番通り当てるのはかなり難しいです。実際、あまりにもレベルが違うような馬同士が走ることが少なくなるようにレース設定されていますので。
この馬券は当てるのが難しい分、当たったときの配当金が高いのが特徴です。
過去には、100円の馬券が約3,000万円になった例もあります。かなり夢のある馬券ですね。
三連複とは?
「三連複」は、1着から3着までに入る馬3頭を、順不同で当てる馬券です。
例えば、「5-8-14」と予想した場合、これらの馬が1〜3着に入れば、順番に関係なく的中となります。
この1つの馬券でいくつの組み合わせがあるかわかりますか?
組み合わせの問題なので、3・2・1=6の6通りです。
数字を上げると次のようになります。
- 5-8-14
- 5-14-8
- 8-5-14
- 8-14-5
- 14-5-8
- 14-8-5
1つの数字の選び方で、6つの組み合わせをフォローできるのです。
これが三連単になると、6つ全ての組み合わせを買わないといけません。単純に投資額が6倍になるわけです。たまげた。
三連複は三連単よりも当てやすい馬券です。ですがその分、配当金は三連単より低くなることがほとんどです。
難易度に応じて配当額の大きさも変わってくるので、面白いなと私は思います。
三連単と三連複の共通点
- どちらも、1着から3着までの馬を予想する馬券です。
- 出走馬が4頭以上の場合に発売されます。
三連単と三連複の違い
両者の違いを簡単にまとめ、表にしました。「夢のある」といった気もち的な表現に頼ってしまいましたが、実際に高額配当を狙うには三連単が額のロマンがあります。
項目 | 三連単 | 三連複 |
---|---|---|
順番の指定 | 必要(1着→2着→3着) | 不要(順不同でOK) |
的中率 | 低い(当てるのが難しい) | 高い(当てやすい) |
配当金 | 高い(夢のある高配当) | やや低め(それでも高配当) |
難易度 | 難しい | やや簡単 |
三連単と三連複のどちらを選ぶべきなの?
この2つで迷う場合で答えるのならば、的中の喜びを味わいたい方はまず「三連複」を選ぶとよいです。リスクは「三連単」以外の馬券よりははるかに高いですが、その分当たった時の額も大きくなります。
単勝や複勝よりもスリルを求めたいけど的中はさせたい、そんな時は「三連複」にしてみてはどうでしょうか。
一方で、高配当を狙いたい方や、予想に自信がある方には、三連単がおすすめです。
リスクはとても高いですが、その分当たれば大きなリターンが期待できます。100円分を購入して1万円以上の配当がある「万馬券」を当てることも、夢ではないでしょう。
また、「三連単と三連複を組み合わせる」購入方法もあります。
例えば、順位の予想に自信がある組み合わせで三連単を1点、順位まではわからないけどこの組み合わせで3着まで決着すると思ったもので三連複を複数点購入する、といった形をとることで、リスクを分散しつつ高配当も狙えます。
三連単と三連複のリスクについて(体験談あり)
「三連単」や「三連複」といった馬券は配当が大きいことが多いため、夢を求めてついたくさん買ってしまうことがあります。ですが本記事で何度か話しているように、とても「リスク」の大きい馬券です。
どの馬券を購入する際にも変わらないことですが、三連単は順位まで当てる必要があるので、特にたくさんの買い目を購入してしまう可能性のある馬券です。
程よく楽しむ分には問題はないですが、オッズが高いことに目が眩んでしまいたくさん賭けてしまうと財産がなくなってしまうかもしれません。
「競馬で100万円当たった!」って話、聞いたことありませんか?
実は私も、競馬を始めたばかりの頃、そういう夢を見ていた一人です。友人も「三連単は順番まで当てないといけないけど、当たればデカい。夢があるぞ!」といっていました。
確かにその言葉通り、100円が100万円になることもあります。実際にある芸人さんが2000万円もの額を当てていたこともあり、「こんなに出るの!?」と驚いたことも。
でも現実はそう甘くない。18頭立てのレースなら、三連単の組み合わせは約4,900通りもあります。その中から1通りしか当たりません。適当に買った場合だと、まず外れてしまいます。
それでも惜しい組み合わせを選択していたので。「次こそ当たるかも…」と思い、自分で決めていた予算の上限まで賭けてしまうことも私もありました。実際に、49通り買えば的中率は49/4900=1%です。
ですが、それでも100回に1回しか当たりません。恐ろしい世界です。
要するに、「夢がある馬券ほど、現実にはリスクがある」ということ。
しっかり予算を決めて、競馬を楽しむ気持ちを忘れないようにしましょう。
今では僕も、高配当を夢見て三連単を買うのはほとんどありません。
普段は「三連複」や「ワイド」、「馬連」で楽しんでいます。そして、どの馬がどう走るかを想像する時間が、いちばん楽しいと感じるようになりました。
まとめ
- 「三連単」は順番通りに3頭を当てる馬券。難しいけど当たれば超高配当。
- 「三連複」は順不同で3頭を当てる馬券。当てやすく、配当もそこそこ高め。
- 初心者には「三連複」、高配当を狙いたい人には「三連単」がおすすめ。
- リスクが高い分、冷静な予算管理が大切。
- 「楽しむこと」が競馬の本当の魅力です。
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