本ブログの記事も今回で5つめとなりました。競馬の馬券について説明する回も本記事を含めてあと2回です。前回までに説明した「単勝」「複勝」「馬連」「馬単」「三連単」「三連複」についてもご覧いただけたらと思います。
今回は、名前を聞いてもどんな馬券なのか思い浮かばなさそうな「枠連」という馬券について説明していきます。
まずは「枠」について説明をし、その後に「枠連」についての説明となります。「枠」はわかっているという方は、目次を活用して「枠連」の説明まで飛んでください。

まずは「出馬表」について簡単に理解しよう
競馬をしようとなるときにまず見ると思うのが出馬表です。出馬表とは、そのレースに出場する馬が、性別・年齢・騎乗する人の名前などとともに一覧となって載っているものです。
簡単に言えばクラス名簿のようなものです。
クラス名簿には「名簿番号」が存在します。この番号が存在することで、見やすく、またより短く整列することができるようになります。
実は、この「名簿番号」のようなものが出馬表にも存在します。なんと2つも。
「数字は1つにしてくれー!」という声が聞こえてきますね。あなたもそう思ったのではないでしょうか。
ですが、出馬表で各馬に割り当てられる2つの数字には、それぞれ意味があるのです。
出馬表についてはなんとなくわかりましたか?百聞は一見にしかず、実際の出馬表をJRAのサイトで見るとよいでしょう。
(出馬表 JRA) https://www.jra.go.jp/JRADB/accessD.html?CNAME=pw01dde1005202502050120250510/F7
出馬表の一番左の数字は何?
JRA(日本中央競馬会)の競馬の出馬表の一番左にある「数字」と「色」は、それぞれ枠番(わくばん)と枠の色を表しています。
競馬では1レースに最大18頭まで出走できますが、それを1枠~8枠という「枠」にグループ分けしているのです。
枠番 | 色 |
---|---|
1枠 | 白 |
2枠 | 黒 |
3枠 | 赤 |
4枠 | 青 |
5枠 | 黄 |
6枠 | 緑 |
7枠 | オレンジ |
8枠 | ピンク |
帽子の色と対応しているため、レース中も見分けやすいよう工夫されているんですね。
🎫 枠連とは?初心者でもわかる買い方
枠連(わくれん)の意味
「枠連」とは、異なる2つの枠に属する馬が、1着と2着になると当たりになる馬券です。
馬の番号(馬番)ではなく、枠番で当たりを判断します。
例:
たとえば「3枠-5枠」の枠連を買ったとします。この場合、出馬表で見る数字は一番左です。その右隣の数字は馬番といって、枠番とは違うので注意してください。
そしてレースの結果が…
- 1着:3枠の7番の馬
- 2着:5枠の10番の馬
この場合、3枠と5枠の組み合わせなので、あなたの枠連は当たり!
右隣の数字は関係ないのです。
💹 馬連・三連複との違いとオッズの傾向
馬券の種類 | 的中条件 | 難易度 | オッズ傾向(※) |
---|---|---|---|
枠連 | 1~2着の枠を的中 | ★☆☆ | 中間~低め |
馬連 | 1~2着の馬の番号を的中 | ★★☆ | 中間 |
三連複 | 1~3着の馬をすべて的中 | ★★★ | 高め |
※オッズ(倍率)は時期・人気によって変動します。
枠連は「枠」が当たればOKなので、馬単位の精度がいりません。そのぶん、馬連や三連複に比べて当たりやすい=オッズが低めになりやすいのが特徴です。
少し変わった馬券ではありますが当たる確率が高くなる馬券ですので、挑戦したいときにはよいかもしれません。
🙋♀️ 枠連がおすすめな3つのケース
ここまでの説明で、枠連という馬券が少し特徴のある馬券だということがわかったと思います。ですが「どんなときに枠連を使えばいいの?」と思う方も少なくはないでしょう。そこで、枠連に向いているシーンを3つご紹介します。
① 馬の実力が拮抗していて、どっちが勝つかわからないとき
同じ枠に実力馬が2頭いるとき、どちらかが勝てば当たりになるので便利です。
② 馬の名前までは覚えていないけど、騎手や枠で見たいとき
競馬初心者のうちは「名前まで覚えるの大変…」ということも。そんなときは枠番で絞ると楽になります。
投票したいレースについて検索をすると、そのレースの過去の記録が出てきます。
その記録を元に、過去の成績からどの枠順が上位決着しているかをわり出してくれているサイトが多くあるのです。
「内枠(おもに1・2枠)有利」「外枠(おもに7・8枠)有利」と「枠」を用いた言葉で説明されていることが多いので、わかりやすいと思います。
また、コース形態をみると、「カーブの真ん中からスタートしているため明らかに内側の方が距離が小さそう」だとか、「芝の部分を長く走る外枠の方が速く走れそう」といった見当がつくコースもあります。
そのような見解をもとに、有利そうだったり実績があったりする枠順の馬を組み合わせたいときに、枠連はお勧めです。
③ 視覚で覚えたい・色で応援したい人にぴったり!
推し枠(例えば赤=3枠など)で選ぶのも競馬の楽しみ方のひとつ。
「今日は赤が気になる!」という楽しみ方もアリです。
本ブログでは、この「色」に着目して記事を作成していく予定です。
またみにきてくださいね。
🔚 まとめ:初心者こそ「枠連」を使いこなそう!
競馬を始めたばかりの方にとって、「馬の番号で予想する」のは少しハードルが高いかもしれません。
そんなときは、まず色で覚えられる「枠連」からスタートするのがおすすめです!
- 出馬表の左端にあるのが「枠番」
- 枠連は「枠」で当たりを判断する馬券
- 馬連や三連複より当てやすく、初心者向け!
これであなたも、出馬表を見て「何この数字?」と迷うことはありませんね。
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